Qtalk
高音質で低遅延のIP電話サービス。
ただ、IP電話サービスといって良いのかわからないぐらい、余分なサービスも多い。
発信した相手には050番号が通知されるのだが、それにかけ直しても自分には着信しない。自分専用の050番号を取得するためには「300円/月」の料金が発生する。
通話には専用アプリを用いるが、わかりにくいUIであり、さらには非常に不安定である。使える環境の方が少ないのではなかろうか。
もしかすると、執筆時点(2015年10月)ではAndroid5に対応していないのかもしれない。Android4で試したところアプリは安定し、通話も良好であった。だが、Wi-FiではNAT問題がクリア出来ていないなど、結局のところはアプリがサービス全体の足を引っ張っている。
ただし、使えさえすれば、前述のとおりかなり高性能ではある。まずは登録すると100ポイントの無料通話分が付くため、それを利用して使えるかどうかを確認すべきである。
料金
課金方法:クレジットカード、PayPal、コンビニ決済、銀行振込など、(プリペイド方式)
初期費用:0円
月額:300円
発信先 | 通話料(税抜) | 接続料 |
30秒 | 1分 | 3分 | (1通話毎) |
国内 | 固定電話 | | 3円 | | |
携帯電話 | | 14円 | | |
PHS | | | | |
国際電話 | アメリカ | | 2円 | | |
中国 | | 3円 | | |
タイ | | 4円 | | |
フィリピン | | 19円 | | |
インドネシア | | 4円 | | |
無料通話先
Qtalk同士のみ。
仕様
対応コーデック:不明
留守電:非対応
転送電話:対応
SIPクライアント:Qtalk
通話品質
通話品質
遅延も少なく非常に高音質。ただ、試験ではNAT越えがうまく行かず相手からの音声が届かなかった。専用アプリではこの辺りの設定がないため、ここで試験を中断する。
冒頭にも記載したが、SIPサーバの性能は悪くないのだが、アプリが貧弱すぎてそれを活かせていない。
検証方法
検証方法
通話品質の検証はPHSとの通話で行っている。
こうすることで実際の使用環境に近づくとともに、PHSのADPCMの特性により、音質の検証が正確になる。
音質については、使われているコーデックやアプリ、サービスのスタンスによってかなり異なってくる。そのため、これを言葉で表現することが難しい。
そこで、音質は5段階評価(5が最も良い)で示す。なお、これは音のキレイさではなく、聞き取りやすさを基準とする。
遅延時間と音質
遅延時間と音質
- 専用アプリ(QTalk)を使った場合
通話方向 | 遅延時間 | 音質 |
自分 → 相手 | 0.25秒 | 5 |
相手 → 自分 | ― |
推奨コーデック
推奨コーデック
専用アプリのため、コーデックは選択できず。
備考
Qtalk公式サイト